はなくじらちち

文化庁の委託事業で若手映画作家の発掘・育成を目的に掲げる「若手映画作家育成プロジェクト（New Directions in Japanese Cinema＝ndjc）」の2015年度に製作された4作品のうちの1本。15年前に家族を捨て、ホームレスになった哲治。乗り捨てレンタカーを元の場所へ戻すという日雇い仕事をしていたある日、女子プロレスラーになっていた娘の花が現れ、父娘が再会する。花は、自身のマネージャーでもある婚約者の鯨を連れており、2人は哲治の運転するレンタカーに同乗することに。その旅の途上で、哲治が蒸発した理由が明らかとなる。監督・脚本は、劇場公開されたオムニバス映画「リスナー」の一編でメガホンをとったほか、東京藝術大学の卒業制作作品「いたくても いたくても」でTAMA NEW WAVEグランプリを受賞した堀江貴大。