いつも まぢかに
(2015)
评分:
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音画
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表演
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剧情
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编辑
导演:杉山嘉一
- 制片地区:日本 影乐酷ID:5195859dv
- 语言:日语 上映:2015
简介:早瀬宗太郎(津嘉山正種)は、妻のこず枝(松金よね子)と共にある街で小さな食堂「キッチンはやせ」を営んでいる。厨房に閉じこもり、来る日も来る日も働きづめの毎日。だが、そんな日常はこず枝の病によって、ある日突然終りを告げる。 宗太郎の息子の隆志(二階堂智)は宗太郎がこず枝を働かせてばかりだった事を責め、店をたためと言い放つ。そんな隆志の言葉に抗うように、1人で店を続けようとする宗太郎。だが、こず枝の抜けた穴は予想以上にに大きいものだった。隆志の妻の咲子(中村綾)にも諭され、しぶしぶ店を休みにする宗太郎。 翌日、宗太郎はいつも手を合わせていた神棚に1枚のメモを見つける。それはこず枝の字で書かれた「映画のリスト」だった。こず枝は宗太郎に「その映画を見て感想を聞かせて」と言う。孫の彩香(葵わかな)にも「暇なんでしょ?」と言われ、仕方なく映画のDVDを見始める宗太郎。映画の感想を伝えた宗太郎は、こず枝に挑発される形で、これまで乗れなかった自転車に乗る特訓をする。彩香にも手伝ってもらい、自転車で道を走りはじめる宗太郎。それは、長い間厨房に篭っていた宗太郎にとって、いつの間にか忘れていた、新鮮な光景だった。 こず枝のリストに書いてあった映画を次々に見ていった宗太郎は、徐々に映画の魅力にはまっていく。映画を通じて夫を変えていく……それはこず枝の最後の作戦だった。夫が少しづついきいきとしていく様子を見て喜ぶこず枝。だが、病魔は確実にこず枝の体を蝕んでいた……。 宗太郎の変化は、少しづつ周りの人々にも影響を与えはじめていく。父・隆志に自分の将来の夢を言い出せない彩香は、宗太郎の姿を見て一歩を踏み出そうとする。また、こず枝と同室の女性・菜々子(浅見れいな)は、互いを思いあう宗太郎とこず枝の姿を見て、これまで仕事一筋だった自分の人生をほんの少し見直し始めるのだった。 自分の人生に残された、ほんの僅かな時間……映画を通じてこず枝が宗太郎に伝えたかったもの、残したかったもの……。 全ての映画を見終えた時、宗太郎の胸に沸き起こったある想い……。 宗太郎がその気持ちをこず枝に伝えた時、小さな奇跡が起こるのだった。