断裂的仙贝

2010年夏季 NHK 日剧SP 　　老舗の煎餅屋「ささき」に嫁いで一年ばかりになる綾子（松下奈緒）は、三代目である夫・佐々木祐一（向井理）と大喧嘩をして埼玉の実家に帰省する。お土産の割れたせんべいを美味しく食べる綾子の父（平泉成）は、綾子に東京観光をリクエストする。デジタル好きの父は綾子を連れ、秋葉原でメイド（うえむらちか）に遭遇したりした後、建設中の東京スカイツリーを見学に行く。やはり建設中だった東京タワーを見た時の、夢が膨らむ気持ちを思い出すと言う父。綾子は大勢の人にせんべいを食べてもらいたいという思いから、味を付ける時に商品が割れることもあるドラム式の昭和の機械を新しいものにしたいのだが、祐一は他にお金の使い道があるというので、喧嘩になったらしい。その父と綾子の会話は、父のケータイから祐一に筒抜けだった。「ささき」に立ち寄った綾子は、祐一から「愛する人とリゾートで」という特集の載った誌面を見せられる。祐一のお金の使い道は綾子と旅行へ行くことだった。お互いの気持ちを判り合えたのも、休みだと偽って会社をサボッてくれた父のおかげかもしれない。新しく売り出す割れたせんべいの商品名は「仲直り」とすることに…。